第6回 ビジネスモデル/回答例

回答例

  来訪者と対応員との面談予定時刻を予約時刻と遅延時間から決定し、前記面談予定時刻を前記来訪者に伝える受付システムであって、  前記予約時刻を記憶すると共に前記対応員からの前記遅延時間をリアルタイムに記憶し、検知信号を受けたときに前記予約時刻に最新の前記遅延時間を足した時刻を前記面談予定時刻として出力するサーバと、  前記来訪者の来訪を検知すると、前記検知信号を前記サーバに提供すると共に、前記サーバからの前記面談予定時刻を前記来訪者に伝える受付機と、
 を具備する受付システム。 

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コメント 

・ 新規性・進歩性について
  ビジネスモデルを権利化しようとするときに注意しなければならないことは、ビジネスモデル自体が新規で、容易でないことにあります。そこがクリアできれば、ハードウェアと結びつけて、ビジネスモデル特許にすることは比較的容易に行えます。今回は、練習ですので、新規性・進歩性については、考慮しないものとします。
 
・ 全体
 まず、ビジネスモデルについて、プリアンブル部(~であっての部分)で規定します。
 その後に、そのビジネスモデルとハードウェアとの関係を説明するかたちです。
 

・ 個別
 遅延時間:プリアンブル部の記載のみでは遅延時間って何?と分かりませんが、 後の説明でそれが対応員から提供されるものであることを明確にする書き方です。

検知信号:上記と同様、サーバの説明では、検知信号って何?と分かりませんが、後の受付機の説明でそれが来訪者の来訪を示す検知信号であることを明確にする書き方です。

来訪を検知:お題では、来訪者のICカードにより検知することになっていますが、今回はそこまで限定していません。      

来訪者に伝える:お題では、受付表にプリントアウトすることになっていますが、音声で伝えるような場合も想定し、今回はそこまで限定していません。

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