第4回 リサーチ&リビュー 2

『リビュー』

[説明]
 しらべた結果に基づき
 あなたのはつめいを
 見直してみましょう!

 例えば
 しらべた結果

 「ビンのネジ式ふたの
 ふち全体を囲う円形のゴムリング
 からなるふた開け器」

 がすでに販売されていたとします

 しかも
 この販売されているふた開け器も
 「すべりを防止するための凹凸」
 が円形のゴムリングの
 内面にある…

 しかし、よく見ると

 あなたのはつめいは
 ちからの弱いひとでも

 ゴムリングの凹凸を
 ペットボトルのふたのふちに
 密着させることができる
 ように

 ゴムリングに
 テコの原理でちからを加える
 ことができる取っ手
 が付いている

 これに対し
 販売されているものは
 このような取っ手が付いていない

 そこで
 この着眼点(取っ手)に基づき
 あなたのはつめいを

 「内面に凹凸をもつゴムリングと、2つの棒状体を有し、それらの一端が回転軸として結合され、それらの他端がその軸を中心に開閉可能で、閉状態でゴムリングの凹凸がペットボトルのふたのふちに密着可能となるように構成される取っ手と、を備えるふた開け器」

 に修正します

 以上はリサーチ&リビュー
 による一般的な効果

 すなわち
 あなたのはつめいを限定し

 特許となり得る
 はつめいにする

 というものです

 しかし
 リサーチ&リビューを
 これでとどめておくのは
 もったいない

 もっとよく
 先の販売されているふた開け器

 を検証してみてください

 よくみると…

 販売されているものは
 ペットボトルのふたではなく

 ビンのネジ式ふた
 を開けるものである

 という点に気付いたでしょうか?

 また
 あなたのはつめいでも
 ビンのネジ式ふた
 を開けることができる

 そこで
 あなたのはつめいを

 「ペットボトルのふた」だけでなく
 ビンなどの一般的な容器の
 ふた全般にも適用できるように

「容器のネジ式ふたを開ける
 ふた開け器」

 すなわち
 「内面に凹凸をもつゴムリングと、2つの棒状体を有し
それらの一端が回転軸として結合され、それらの他端がその軸を中心に開閉可能で、閉状態でゴムリングの凹凸が容器のネジ式ふたのふちに密着可能となるように構成される取っ手と、を備えるふた開け器」

 に修正します

 以上はリサーチ&リビュー
 による発展的な効果

 すなわち
 あなたのはつめいを拡張する
 というものです

 はつめい(技術的思想)って
 一定の範囲があるんですけど

 これ!意外と
 じぶんで気付かずに
 限定しすぎている

 ということがよくあります

 リサーチ&リビューは
 これに気付く手助けを
 してくれる

 という大きなメリット
 があるんです